いい栞が、ない
本当にない
ジュンク堂本店のレジ前の栞とか良かったりするんですが、
プラスチックなんですよね
ということで、
厳選した木の栞を作っております
のですが、見つけちゃいました
スタンダードなんとかに木の栞5枚セット300円で売っておりました
ウォールナットツリーの切られた木肌がきらきら輝いておりました
その時思ったのです
これが見えるトランシーバーだったら
通信できたら夢のようだと
木のコンピューター Lapis
無線通信の技術を回路設計・コンデンサー選びから行い
プロトタイプ Lapis I が完成しました
トランジスターというと謎の存在と思われている素子代表なのではないでしょうか
回路図を見てみると、なにやらダイオードのような部分がありますが、ダイオードで言えばアノードからカソードにしか電流が流れないように、pからnに電流が流れるので、pnp型とnpn型の2つのタイプのトランジスターが存在します
トランジスターの矢印方向に電流を流すためには0.7V以上の電圧をかけなければならず、0.7V以上の電圧が加わったとき、ベースをパスするように大電流が流れます。増幅の効果があるわけです
トランジスター Lチカ で調べると、大体の方が2つトランジスターを使っているようです
これはインバーテット・ダーリントン接続と呼ばれ、2つのトランジスターを使って大きな増幅度を得るために用いられます
シンプルに実装したいなら1つでもいいはずで、これは電流負帰還回路とよばれているようです
コンデンサーに流れ込む電流を抵抗値によって調整し、npn型トランジスターに0.7V以上の電位差が生じたとき、ダイオードが光るような回路にすると、チカチカ光るわけです
コンデンサーの集積回路化にしたがって、ケータイはLSIとともに小型化し、タウンページを抱えているようなサイズは過去の写真だけのものになりました
しかし実際、最近の携帯は年々重くなり、高くなる。もっと軽い栞サイズのスマホが見つからなかったので、製作しております
ケータイとのちょっと違う関わり方になるといいなと思っております
情報の世界って、そもそもどのようなフィールドなのでしょうか?0と1がどのように絡み合っているのでしょうか?
大学で習った方もいらっしゃるかと思いますが、情報の世界は論理和と論理積を基本にして成り立っている世界です
記号で表すと、a△b (下の棒はない、aかつb) と a▽b (同じく上の棒がない、aまたはb) の世界を追いかけていくわけです
なぜ + で書かないのかというと、1+1を考えるとき、1という論理的なバックアップがあるフィールド、代数の世界の体を想定していないからかもしれません
そのようなフィールド、1+1 が 1 になるフィールドは右ignore演算子・左ignore演算子を考えればよく、pythonでいえば (a, b): return a というだけのことで、これを +. と書くことにします
積については通常の積を考え、和については 1+0 := hot_+(1, 0) := 1+.0 = 1, 0+1 := hot_+(0, 1) := 0.+1 = 1 となるように、要素によって演算子を選択するための hot関数 を導入すれば、数学としてのフィールドとすることができます
これは zero ring にはならない、つまり 1=0 の空間にはならないことに注意します
右ignore演算子やhot関数は私の中の用語なので、初出かと思います
hot関数は、直積における自然な写像って何で要素分解って定義されているんだという疑問から考えました
喫茶店でコーヒーを飲みながら、たしか5年ほど前に、01の世界から知性が宿る、そのようなプログラムが書けないか模索していました
当時辿り着いたのは、何でもいいから動くコードを書いて見せてというプログラムでした。割りとランダムに走り回って組み合わせてプログラムを書いていくプログラムです
そこには例外処理、Exception を通じたプログラミング言語との対話がありました
そして結局、ちょっと待つと、if文とprint文を組み合わせた非自明なコードを書いてきたのです
ここで機械がプログラミングする時代になると言いたいわけではありません
人間と機械との役割分担は、Exceptionを機械が担当する、こんなこと普通は考えないですが考えておきましたというランダムに走り回るエージェントとしてのAIという役割は確かにあり、デバッグ要因としてAIが安定して駆り出される日は近いはずです
こうした一種のバディ感のある連携というか存在の仕方もあるのかなと思っております
こうした人間の領域と例外領域という役割分担は、サールの中国語の部屋からの脱出さえも可能にすることでしょう
役に立った、喜んでいただけた。それが駆動となって、いわゆる強化学習が回れば、シンボルはもはや別のシンボルに依拠しているのではなく、logという時系列的な経験からくるものになり、ますますバディといえる存在へ近づいていくことでしょう
[今日の開発日記]
2025-03-29: プロジェクト始動 - さぶや
2025-03-30: サイトをとりあえず動くようにしました。
このように頻繁にトップが更新できるサイトというのも珍しいのですが、構築まわりで何かございましたら yuya@lapisai.com までご連絡ください。
ちなみにReactで動いております。- さぶや
2025-03-31: 独自ドメインメールを設定しました - さぶや
2025-03-31: 作っているものを木の栞から木のコンピューターにアップデートしました - さぶや
2025-04-01: ペーパープロト、欲しいとはじめて言われたので差し上げました。そんな製作過程の写真をトップに配置しました。もしウェブメディアなどの方がご覧になっていた場合、メディアキットとしてお使いください。
2025-04-05: 以前作っていただいたLapisのロゴにアップデートしました。こちらは柊涼さんに描いていただきました。
2025-04-12: こちらはデジタルな回路で、タッチパネルでブラウザーを見るなどできるようなキットとして販売予定ですが、アナログ回路もAMラジオやアンプ、無線通信の回路などキットとして面白そうと思っています。
2025-04-15: トランジスターについてのコラムを追記しました。回路に詳しくなっていきたいです。
2025-04-16: 情報の世界で基本となる1と0の世界について、白と黒のフィールドというコラムを追記しました
2025-04-17: Intelligentia Exceptio, Symbol: GNDed というコラムを追記しました